
About
Heartfulness Touch Care
ハートフルネスタッチケアとは
ハートフルネスとは、近今注目を集めている「マインドフルネス(今この瞬間に気づく)」の核心でもある概念で、やさしさ・思いやり・感謝、育みを含む心の在り方です。
本当に大切にしたいことは何なのかということを、わが子とふれあって気づき、味わい、感じる「ハートフルネスタッチケア」。「心をこめてふれる」ことには大きな力があります。親も子も、お互いの個、そしてありのままの存在を尊重しあいながら、今ここにある幸せに気づくこと。
親子での「タッチケア(心と身体のふれあい)」は、命がうまれたその瞬間からいくつになっても必要な「愛し愛される」経験そのものであり、「わたしはここにいるだけで価値ある存在」だと実感できる、生物学的にも心理学的にも重要な愛着行動なのです。だからこそ、ベビー期だけでなく、マタニティ期、幼児期、青年期、ずっとずっと続く親子の関係性と自己肯定感にも目を向け、タッチを通して親子で育み続けられますように。
ハートフルネスタッチケアは、親子の心を育むタッチに特化し手技ややり方に捉われない方法でやさしく寄り添います。そのためにわたしたちは、安心安全なひとと場所であれるよう学び続けていきます。


タッチレスな時代に忘れないでいたいこと
効率性・コスパ・成果主義…加速する現代のスピード感の中で、わたしたち人間が忘れてはいけないこと。
コロナ禍でも更に気付かされた、人と人とのつながり。絆。あたたかさ。ぬくもり。表情。笑顔。ひとつひとつが当たり前でなくなったとき、その大切さが改めて注目されました。
「何をすべきか」に追われることや頭を使って行動することが当たり前になっているからこそ、本来の「どうあるべきか」を忘れてはいけません。わたしたちには備わった「五感」があり、身体や心で感じるには一度「今ここ」に意識を向ける必要があります。
こどもに伝えたい感覚・感情・育み・想い・言葉があれば、それを伝える私たち自身がそれを知っていること、実感している必要があります。
まずは手を止め足を止め、頭を休め呼吸をし、自分やこどもへの思いやりとやさしさとともに、皮膚感覚・五感を通して「ふれる」「気づく」「感じる」「受容する」ということを心をこめてやってみましょう。
日々、いのちを守るおかあさんへ
足早に過ぎ去る日々の中で、どのように愛する我が子と向き合えばよいか、迷うこともありますよね。物質的には恵まれ、情報も溢れかえる中、何を選択すればよいのか。上手に愛せているのか。これでよいのか不安で自信がもてない。我が子によい影響を与えるお母さんに、なれているだろうか、と。
もうすでに、愛いっぱいのお母さん。もう十分に、とてもがんばっています。
本来人間は生物学的にもチーム制で子育てを行う動物です。現代の日本では核家族化が進み、子育てに孤独や不安を感じやすい環境です。
地域でいっしょに子育てを見守り応援してくれる仲間がいたら。相談できる仲間がいたら。子育ての楽しみさや愛しさはもちろん、悔しさや不安や心配も、どんな感情もあっていいと受け入れてくれる場所とひとがあったなら。
わたしたちの「命をつなぐ」尊い日々は、お母さんがのびのびと毎日を自分らしく過ごし、それをみて育つこどもたちがのびのびと心身ともに豊かに成長できる世界に、少しずつ近づいていくと思っています。
誰かの正解ではなく、お母さん自身の、お子さん自身の、そしてそれぞれの親子のもつ心地よさに気づいていこう。産前産後の身体と心は大きな変化の中にいます。頭で考えてしまいそうなときは、手のひらからやさしさと「自分自身」を感じてみてください。
わたしたちハートフルネスタッチケアセラピストは、産前産後のお母さんと子どもたちの安心安全な居場所づくり、そしてお母さんのセルフタッチを通して、お母さんの心の「今ここ」に寄り添います。


未来をいきる、こどもたちへ
うまれてきてくれて、ありがとう。あなたがここにいてくれて、とてもうれしいよ。しあわせよ。だいすきよ。
命がお腹に宿ったと知ったとき。生まれてきたとき。どんな気持ちでしたか。元気に生まれてきてね。元気に大きくなってね。ただそれだけでいい。
本当はあなたに望むことは、それだけなの。何ができていようと、できていなかろうと、何が得意で何が苦手でも、あなたはあなたで何の価値も変わらない。お母さんは、あなたが大好き。
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赤ちゃんはお腹の中にいるときから、「触覚」である皮膚感覚の発達が早期の段階で促されています。未発達の身体の中でも、触覚を通じて非言語のお母さんの気持ちや周りの気持ちを、受け取り感じ、心とつながりの深い脳の部分でずっと大切に記憶し、うまれてからの人生の基盤を形成していきます。
ふれあうことは、愛すること。うまれる前から、あなたに伝えたかったメッセージ、これからも心の真ん中にどうか大切に持って生きていってほしいメッセージを非言語で伝えられるタッチケアは、お母さんとお子さんに知っていてほしい本質的で大切なことです。
そしてこのあたたかな愛の連鎖は、これからの世代にもずっと受け継がれていくものです。